2021/04/29

金箔にペタッと貼られています


以前に御門徒さまにお配りしていた「教育新潮社」さんの『仏教家庭学校』に同封されいた短冊です。金箔の巻障子(まきしょうじ)と名付けられるお仏壇の扉にセロテープではっていただいています。

このお宅には90才を越えても畑仕事命、のおじいちゃまがいらっしゃいます。自動車免許を返してからは、一輪車を引っ張って畑まで通われます。とても小さな歩幅で。門前に野菜の無人販売所をだして、まだまだ、腕っ節ひとつで稼いでいらっしゃる。90代といっても、男としてただただかっこいい、のです。

京都から遠く離れた三浦半島、横須賀の市境の町にも、金仏壇のお宅が結構あります。金仏壇は今の時代は人気が低迷しているようです。私が思いますところ、日本人の光、明るさの感覚の変化も影響しているかも知れません。暗めのお部屋でお灯明だけに照らされた金仏壇は、五感を越えて引き込まれるような、包み込まれるような、また、暗いのに気持ちがゆったりと安心するのです。

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